2012年08月10日
煮込み鍋 cousance

この鍋はクーサンスのドゥーフーって言う名前の鍋で26年前にフランスで買ってきた鍋。
大きさの違う鍋をマトリョーシカみたいに入れ子にして機内持ち込みで持って帰った物。
昔は今みたいにうるさくなかったから重量で言えば15キロ弱にもなるこんな金属の塊を
持ち込む事も出来た。もちろん途中で引っ掛かったりするけれど、
大概みんな煮込み用鍋って言う事がわかった時点や職業を職務質問してきた時点でキュイジニエと答えると
a bon とか言って笑って通してくれた。いい時代だった。
この鍋の会社は何年か前に倒産してルクルーゼに吸収されたらしい。
フランスやイギリスのお洒落な料理雑誌によくコーディネートされていたりするからナカナカ自慢の
コレクションの一つ。
でもだからと言って飾っておいても仕方ないし使わないと意味がない。
だからうちでは結構活躍してくれている。
今みたいにルクルーゼやストウブの鍋が流行る前から煮込みにもローストにも大活躍していた。
前記のルクルーゼやストウブに比べいいところは写真みたいに鍋のところに氷や水を入れると
煮込んでいても蓋についた蒸気が水になりソースが煮詰まる事がない。
いいでしょう。うらやましいでしょ。
でも買えない。残念ですね。
うちではこれからも美味しい料理をこれで作って行きます。