先日、東京でシャルキュトリーのコンクールがあり、僕も出品した。
実は、今回のコンクールはあまり乗り気じゃなく、いろんな理由で出さないつもりでいた。
でも、仲間のソーセージ屋さんが「出しましょ、コンクールを盛り上げましょう」と言うので
今までさんざん僕が誘っていたから「それじゃ」とパテアンクルートを出すことにした。
で、出すつもりで段取りをしていたけれど、今は年末の段取りでバタバタとしているので
すっかり忘れていた。
そういえば、コンクールいつだったけ?とお店用の商品としてのパテアンクルートを切りながら、
カレンダーを見ていたらコンクールは明後日で本日中に発送しなければ間に合わないことがわかった。
急いで商品用に作った物の切り残しの三分の一の固まりを真空パックして東京のコンクール会場に送った。
コンクール当日、昼前に新幹線に乗り東京に向かい夕方会場の東京大学内のレストランに到着。
先ずは、フランスのシャルキュトリー協会に会長のシャルキュトリーに関するセミナーを受ける。
その後、会場をレストランに移しコンクールの発表とパーティーとなった。
今回は初めてのコンクールだからゴールドとシルバーの評価と言うことだった。
なんだか微妙なジャッジだなと思いながら発表を待っていると先ずは金賞の発表で
僕を含め四人が名前を呼ばれた。
そして後の人は銀賞と言うことになった。
しばらくするとその続きで僕の名前が再び呼ばれ、作品の批評をしてもらい。とても出来が良かったので
シャルキュトリ−コンクール初代チャンピオンと認定してもらった。
そして先ずフランスシャルキュトリー協会の会長のヴォリュー氏からパテアンクルートの批評をしてもらい
その後、他の審査員の日本人で初のミシュランの星をとった中村勝宏氏 レストランパッションのパッション氏、エスコフィエ協会の堀田大氏
後パトリスジュリアン氏と錚々たる方達に個別に評価をしてもらった。
それなりに厳しい評価もしてもらったけれどある意味コンクール用に作った作品じゃなく
商品としての作品を送りそれを評価してもらったので、うちの商品がそれなりのクオリティとして認めてもらえたのでとてもうれしかった。
パトリスジュリアンさんが言っていたことで、アレンジされた寿司は食べたくないのでシャルキュトリも
アレンジせずにオリジナルを守って欲しいと言われたのがとても印象に残ったけれど
僕自信も料理って文化だから守るべき物は守ってないと行けないと思うので
今後も頑張っていろんな物を作っていきたいと改めて思った。