カレーソーセージ
今日はカレーソーセージを製造。
最近、ブログにアップした記事はテリーヌ関連が多かったけど
ソーセージはソーセージで普通に作っている。
先日某有名ソーセージ屋さんで買ったソーセージを食べたら
専門的な事になるけれど乳化が甘かった。
それはソーセージ業界的には余り良くない事で早く言えば下手ってことになる。
でも少しボソボソとしているけれど乳化してない分、脂の甘い美味しさを感じた。
どうなんだろうか?その辺は。
ある偉いコックさんと話していた時も最近のソーセージは空気を機械で抜いているから
テクスチャーにニュアンスがないから美味しくないって言っていた。
そうそう確かに。その通り
うちの機械はそんなに上等じゃないから空気を抜き切れない。
でも大量に作るソーセージ屋さんは真空の力でソーセージを高速で詰めていくから
空気が抜けてテクスチャーが画一でのっぺりとする。
でもドイツ基準で言えば空気の入ってないのがいいお手本のソーセージ。
世間のそれぞれの業界で良くある微妙な話。
そこで今回のカレーソーセージは乳化を少し甘くしてみる。ほんの少しだけ。
結果は狙い通り。バラ肉の柔らかな甘味がカレーと見事に合った。
お客さんに味見をしてもらったらおにぎりと食べたいって言う感想を頂いた。
ドイツ系のソーセージはパンやビールと食べると美味しいように作っているけれど
このカレーソーセージとか七味ソーセージはご飯に合うような狙いで作っているから
とっても嬉しい感想だった。
しかし、どうなんだろう。これでいいのかなーといつも自問自答しながらこんなんどうだろうと
繰り返しあっち行ったり帰ってきたりするんだろうな。
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