シャンテレ・バ
今日フランスのAmazonからCDが届きました。
そして遅ればせながら春樹の1Q84を今読んでいます。
1Q84はハードボイルドワンダーランドとか海辺のカフカとかに微妙にかぶっていて
ファンには、その関連がとても興味があるんでしょうね。
2回目のヨーロッパに行く時、プルーストの失われた時を求めてと
ハードボイルドワンダーランドと何冊かの本を持って行った。
失われた時を求めてはホントに噂通り退屈で読んでも読んでも
内容に入り込めなかったけど外国という特殊な環境ゆえなんとか読むことができた。
スッカリ内容は、忘れたけれど。
ハードボイルドワンダーランドはその真逆でとても入り込めた。
いた町はとても田舎で交通手段は朝夕2本ずつのバスしかなくって、
しかも下宿先は山の中腹の一軒家だったので
森の中で隔離されたような環境の主人公に入り込むことができ
今も読む本がなくなると読むことがある。
1Q84は、そんなハードボイルドワンダーランドに負けず劣らず
面白くって結構入り込んでしまう本。
そして1Q84を読んでいると音楽が上手に使われていてどんな曲なのか興味が出てくる。
その中でサッチモのシャンテレ・バという曲が使われていて
どんなのかYouTubeで検索したけど出てこなくっていろいろ探しても出てこない。
むきになってしまった。
ナッキングコールはスペイン語の歌をよくうたっているけど
サッチモは、シャンソンを歌っているからフランス語かと思い
フランスのAmazonにChante les basと入れたらすんなり出てきた。
うれしくなって即買った。アホですね。
わざわざフランスのAmazonで買う事もないのに。
そしてそれが今日ようやく着いた。
聴いてみると1Q84に見事にしっくり来る。
これを聴きながら読むとまた感じが変わる気がします。