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2010年06月20日

フランス研修記 5

フランス研修記 5

昼過ぎにシェフの家に帰り遅めのランチをとる。
メニューは、ウサギのパテとリエットになる前の塊でリーヨンとファルスポワテバン。
食べながらダビッドに教わったレシピーとかシェフのレシピー、作り方を説明や補足をしてもらう。
5時20分過ぎにダビッドがスパイスを持ってきてくれた。
5キロ入りのスパイスを2パック持っている。
どーやって持ってかえろか考えているとダビッドが僕にTGVの時間は、と聞いてきた。
6時12分と答えたらシェフに「もう行かんと間に合わへんのと違うか」と聞いてくれたけど
シェフは、まだ大丈夫と自信たっぷりに言った。
ダビッドは、肩をそびやかし仕方ないねって顔をした。
5時45分おもむろにシェフが「さあ行こうか」と腰を上げた。
車にスーツケースを乗せ普通にノンビリ走りだした。
しばらくはノンビリと走っていたけど途中から間に合わないと感じ出したのか
スピードが上がりだした。
5時55分過ぎまだまだポワチエから遠いところにいるのがわかるしもう無理と。
覚悟をしたほうがいいと考えだした。
シェフはイライラしだし信号に引っ掛かると小さな声で「メルド」とかつぶやきだした。
やがて高速道路にやっとのれてスッゴイスピードでバンバン追い越していく。
6時過ぎにポワチエに着くがまだまだ駅までは遠くってさらにシェフはイライラしだした。
車の時計が6時11分になった時に駅に直結している駐車場に入った。
シェフが「イデアキ オンバイエ」用意はいいか。って感じで聞いてきた。
ホームに続く通路に車を止め、スーツケースをトランクから出し「イデアキ バジー」と
叫んだ。
スーツケースをガラガラ引きながら走りだした。
6時12分発パリ行きのホームを確認しようと案内モニターを見ようとしたらシェフの声が後ろから聞こえてきて「そんなん見なくっていいからホームに走れー アレーアレー」って言っている。
ツールドフランスの選手でも馬でもないのに「アレーアレー走れ走れ」って言われてもなーと
思いながら走っていた。
通路の窓からホームを見るとTGVが2台それぞれ違うホームに入っている。
どっちか考えていたら、またまた後ろから「イデアキ キャートル キャトル」って聞こえてきた。
迷わず4番線に降りて行くともうすぐにでも発車しそうな雰囲気。
発車しようとしている車掌に乗るよーとチケットを振りアピールする。
ヨーロッパはチケットを自分で打刻機で打刻しなくては、ペナルティをとられるので急いで打刻機で打刻しようとするけどあせっているから上手にできない。
もたもたしていたらシェフがいつの間にか来ていてスーツケースをTGVのステップに乗せ足をかけ発車できなくしてくれていた。
「やってくれるやんシェフ」なんとかチケットを打刻できて列車に乗り込んだ瞬間ドアーは閉まった。
シェフに「オーボワー」も言えずお礼も言えなかった。
ホントに危機一髪。よく間に合ったと思う。
日本出発の時もそうだったけど今回の旅は大変みたい。
無事日本に帰れるかなー


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Posted by jos at 22:22│Comments(1)研修
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しています!
フランス見聞録おもしろい!!
Posted by nobu at 2011年09月29日 21:58
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