!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> リンデンバームのキッチンから:2012年05月26日 

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2012年05月26日

ムサカ



ゴールデンウィークが明けてからしばらくはバタバタしたけれど、ようやく落ち着いてきた。

時間が出来て余裕が出来るという事は、いい事もあるけれど悪い事もあって

ついついネットとか見ていたりすると余計な買い物をしたりする。

先日もフランスからシャルキュトリー関連の本をまた五冊買ったら

スタッフに見つかりツィートされたりもした。なんて目ざといんだろう。

でも本を読んでお勉強する事も大切だからせいぜい頑張って新しい商品を考える。

でもナカナカそんなにうまく見つかるはずもなく現実逃避をして料理の本を読んでみたりする。

と、テイクアウト用のメニューが見つかったりもする。

レストランの時に夏のメニューとして作っていたムサカ。

レストランでは子羊で作っていたけれど今は豚肉がたくさんあるので豚肉で作ってみる。

まず豚肉の脂身の少ないところを13mmのミンチにかける。

これをシャルキュトリ的に言うとヌメロトレ―ズのプラックでアショワ―ルにかける。となる。

こんな事を一人でブツブツと言いながら自分で雰囲気を出したりする。アホみたいだけど。

そして玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。ナスは斜めに8mm位にスライス。

まずフライパンに油をひかずナスビを並べ焼く。

なすの表面に水分が浮いてきたら軽く塩を振り返してから

しばらく焼き火が通ったのを確認してからオリーブ油を少しまわしかける。

こうするとナスが油を必要以上吸わないのでベタッとしない。

次にグラタンソース。ヨーグルトに卵と塩、胡椒を加えまぜる。

そして肉とトマトのソース。

鍋にオリーブ油を少し入れニンニクを加え香りが出るのを待ちオニオンを加える。

豚肉を加え軽くソテーしたら塩、胡椒、シナモンで調味して赤ワインを注ぐ。

豚肉から水分が出てくるのでそれをしっかりと煮詰める。ここでしっかり煮詰めると味がボケない。

煮詰めすぎると肉がバサバサになるのでホドホドにしてトマトを加える。

冬だとトマトを加えてからしっかり煮るんだけど夏だからフレッシュな味にしたいのでサラッと煮上げる。

グラタン皿に油を塗りまず肉とトマトのソースを少しひろげナスビを敷き詰める。

そしてまた肉のソース。その上にグラタンソースを上掛けしてチーズを少しかけオーブンに。

僕はホテルの時なんかもムサカを作った事があったけれどなんか腑に落ちなかった。

何が腑に落ちないかと言うとトルコやギリシャでホワイトソースなんか作るのかなーと!

で、ギリシャに行った時にアテネのレストランを何軒か食べ歩いたがやはりホワイトソースだった。

でもミコノスの地元民が行くようなレストランではヨーグルトのソースだった。

きっとこれが本当なんだと帰ってからいくつかのレシピーを探したらこのレシピーが見つかった。

きっとアテネなんかは観光地だからアメリカナイズされたレシピーになってるんだろう。

ホワイトソースのムサカは重くって好きじゃないけれど

このヨーグルトのムサカなら酸味が利いていて夏にも爽やかで結構いける。

様子を見て夏のレギュラーにしてみてもいいかも。
  

Posted by jos at 21:40Comments(0)トレトゥール