!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> リンデンバームのキッチンから:デザート 

京つう

グルメ・スイーツ・お酒  |洛中

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Posted by 京つう運営事務局 at

2013年07月31日

桃のコンポートとラベンダーのジェリー



スイスで働いていた27年前の今日。突然4連休をもらった。

突然の4連休、折角だからスペインにでも行こうかと旅行代理店に行きチケットをとろうと思ったら

目の前で営業を終わられた。

仕方なく部屋に戻りベッドに横になったけれど、どうにも勿体ない感じがする。

よく考えれば此処はスイス。自転車でフランスに行くことだってできる。

地図を持ち出しひろげてみると、山(一応アルプスだけど)を越えるともうレマン湖畔。

そしてもう少し走るとフランスで、水で有名なエビアンがありそのまま行くとジュネーブ。

朝いちで出発すればゆっくり行っても昼過ぎにはエビアンに。

そして一泊して翌日ジュネーブに

そこから電車で町まで戻ればいい。

部屋で寝ていても仕方ないので早速翌日出発。

地獄のようなエンドレスの登りをひたすら登り、なんとか山越えに成功。

その後握力がなくなるほどのエンドレスのような下りを下り、レマン湖畔に到着。

しばらく走ると道端に紫色の花が咲いている。

何のは中自転車を降りて香りを嗅いでみるとラベンダーの香り。

その時代信じられないけれどラベンダーは日本では一般的ではなかったし

石鹸や香水なんかでしか嗅ぐ事はなかった。

だからとっても感激して何本かを胸にさして香りを楽しんだ。

だからかラベンダーの香りを嗅ぐとフレンチレマン湖のあの暑い夏を思い出す。

そんな思い出をタップリ詰め込んだデザート。

桃のコンポートにラベンダーの香りをつけたゼリー。

とっても爽やかで香り高い。

いかがでしょうか。限定10ヶです。

明日から販売します。  

Posted by jos at 21:37Comments(2)デザート

2012年08月01日

桃のタルトタタン



お中元も一段落。

たくさんの注文をありがとうございました。

ただ関西はお盆まではお中元シーズンらしくまだ少しずつ注文も来る。

しかし一時ほどのバタバタ感はなくなってきた。

そういえばお客さんと約束をしていた事を思い出した。

タルトタタンのファンの方だったけれど余りに惜しんでくれはるので

夏になって桃が出回りだしたら桃でタルトタタンを作りますとツイ言ってしまった。

約束した以上は作らなくてはいけない。

桃を1ケース取って固めの桃を選ぶ。

理由は熟れていない方がペクチンも多いし、しっかりと煮込めるから。

パイはもちろんフィユタージュ。でも夏だから生地がだれるので冷蔵庫の中で伸ばして折って行く。

後はリンゴと同じ工程で進めていく。

多分、酸を補ったやらないとペクチンが反応しないと思うのでレモンを少し絞る。

途中水分が多い為煮詰めるのに時間がかかったけれど

ようやくいい加減に煮詰まりパイをかぶせオーブンに。

そのまま40分焼いて出来上がり。

スタッフがツイッタ―で呟いたら早速半分以上が売れてしまった。

予定では後、二回ほど作るけれど予約受け付けます。

タルト1ピースに桃が1,5個も入るとっても贅沢なタルト。

太っ腹で1ピース450円です。



  

Posted by jos at 22:52Comments(0)デザート

2012年07月18日

桃とラベンダー



暑い、熱いホントに暑いですね。

お客さんがお店に入ってきての挨拶にも必ず暑いですねーと言う一言が入る。

僕らは涼しいというより寒いくらいのところで仕事をしている。
         (うらやましくないですよ。タイガイ冷えます)
時たま用事で表に出るとホントに暑い。

食欲も大概失せると思うから食べ易い物を作る。

市場の八百屋に桃を注文。

まずは何個かをコンポートにする。

一旦火を通してしっかり冷やしてからコンポートのシロップでラベンダーを煮だす。

そしてゼラチンを加え固まるか固まらないか位のギリギリの堅さに調整。

香りが出たのを確認してからレモンジュースを加え味を締める。

カップに桃のコンポートを沈ませてラベンダーのゼリーを流し入れる。

固まったら上にラベンダーの花を飾ってまずはゼリーの出来上がり。

余った桃は残しておいても傷むだけなので次はジャム。

桃の皮をむきトレハロースをまぶしてまずは色止め。

砂糖を計りももに加え一晩おいて浸透圧を利用して砂糖を馴染ませる。

翌日、火にかけ煮詰めてゆく。途中で香りを何にするか考える。

スパイスを加えるとしたらシナモンかカルダモンか。

ハーブならミント、ベルべーヌ、タイムか桃の葉か。

でも爽やかな感じに仕上げたいのでゼリーと同じラベンダー風味にする。

ゼリーはラベンダーを前面に出したけれどジャムは余りラベンダーが香るといやらしそうなので

ほのかに感じる程度に加減する。

出来上がりを食べてみると甘さが先に来る。そしてジワーッと桃とその後でラベンダー。

このジャムは、しばらく寝かして味が馴染んでからが美味しそう。

桃のラベンダー風味のゼり―とジャム販売中です。  

Posted by jos at 22:26Comments(0)デザート

2012年07月07日

フレッシュミントのアールグレイ



久々にブログを更新したら、お客さんが見てくれたのか地鶏のアスピックが良く売れる。

それと一緒にジャンボンペルシエやテットフロマージュもよく売れる。

それぞれ夏だからわかりやすいハッキリとした味付けに工夫を凝らしているから

食べ飽きる事はないと思うけれど、梅雨のこのムシムシした気候には丁度いいのかもしれない。

でもだからと言って冷たい物ばかり食べたり飲んだりしているとすぐに夏バテしてしまったりするから

体の為に口にするものに気をつけてください。


お店でも賄いやお茶の時間に食べたり飲んだりする物も冷たいものが多くなってきた。

でも体の事を考えると良くない事も良くわかっているから出来るだけ温かい物を口にするようにしている。

で、今日のお茶の時間の飲み物はミント風味のアールグレィ紅茶。


プランターに料理に使ったミントの小枝を差したらアッという間にボウボウになってしまった。

見た目に暑苦しいから剪定がてら切ったけれど捨てるのももったいないし、

モロッコ風のミントティーにしてみても面白いけれどもう少し複雑な味にしてみたいから

アールグレーの紅茶に剪定したミントをザックリ入れてみた。

ミントの香りが爽やかですっきりとしていてとっても美味しい。

多分皆さんのおうちでもミントが庭やプランターの中ではびこっていると思うけれど

こうするととってもいい感じで使う事が出来るので是非試してください。

後タブレやベトナム風春巻きなんかにしてもミントは美味しいけれど。
  

Posted by jos at 22:08Comments(0)デザート

2012年06月11日

さくらんぼのクラフティ



サクランボの季節ですね。

サクランボのデザートと言えば普通に頭に浮かぶのは、サクランボのクラフティ。

クラフティはリムーザン地方の名物らしい。

前回フランスに行った時は、研修を兼ねて親方の息子のダビードのシャルキュトリーに行った。

そこはリムーザン地方よりのポワティエの片田舎だった。

僕らの仕事は食べるのも仕事のうちになるから、色んなシャルキュトリー製品と共に

その地方のデザートやなんやかんやを食べたりした。

ポワティエの名物はクルミを使ったお菓子や真っ黒に焦げたチーズケーキ

あと大きなガレットのブロワイエなんかが有名でどちらかといえば地味なお菓子。

料理もなんか地味だし食べ物的には微妙な所。

で、用事があるから一緒に来るかと言われ観光ついでにドライブに連れて行ってもらった先がリムーザン。

まあ典型的なフランスの田舎の風景が続く。

森、林、河、丘、原っぱに牧草地が広がり牛が見える。

その牛こそフランスでは有名なブランド牛のリムーザン牛。

食べたいなーと思っていたら、丁度お昼時だったのでレストランに入る。

食べるのは当然リムーザンのステーキでデザートももちろんクラフティ。

メニュ―には勿体付けてリムーザンと表記してあるけれど、日本の感覚ではかなりかみごたえのある堅さ。

しかし噛みしめると俗に言う赤身の美味しさが感じられて美味しい。

そのあとに食べたクラフティは多分とっても古典的なレシピーなのか

小麦粉と卵ミルク、砂糖のもっちりタイプだった。

でもそれが逆に酸味のあるチェリーにピッタリで美味しかった。

そんな思い出と共にその時のクラフティを再現してもいいけれど

アーモンドプードルを入れる方が多分単純に美味しいからお店で出すのはリッチなレシピーで作った。

焼きたても美味しいけれど冷たくなっても美味しい。

更にオーブントースターで軽く温めアイスを添えればさらに美味しい。

初夏の新作デザートサクランボのクラフティ。

容器こみで400円です。






  

Posted by jos at 21:56Comments(0)デザート

2012年04月21日

リンゴのクランブルタルト



スタッフ達が何やらキャーキャーと賑やかにしている。

どうしたんだろうと見ていたら、リンゴのタルトのクランブル仕立てを見て騒いでいる。

リンゴのタルトは美味しいんだけれど単調だからとクランブルにしたらしい。

クランブルはアーモンドプードルとバター、砂糖と少しの薄力粉を合わしてタルトの上に

のっけて焼くけれど、ザックリとしている方がザクザクと美味しい。

だから意図的にザックリと合わしたら粗すぎて焼き上がりが大仏の頭みたいになったみたい。

話を聞いたら見事に僕の笑いのつぼにはまり大笑いをしてしまった。

確かに大仏さんの頭みたい。

食べてみると狙い通りのザックザックで美味しい。

奈良か鎌倉のお菓子屋さん、これを見ていたら使ってもいいですよ。

大仏の頭タルト。  

Posted by jos at 23:11Comments(0)デザート

2011年12月03日

パンドーロ



パン屋さんに行くとシュトーレンがたくさん積んである。

ようやく日本にもシュトーレンが根付いてきたのか。

パン屋さんによって中身のドライフルーツや香りのつけ方が違うから個性があって面白い。

僕は個人的に好きだからあれば買う。

お腹一杯食べるもんでもないから1センチ位に切って

二、三枚をコーヒーと食べるととっても美味しい。

それに比べるとパネトーネは今ひとつ伸び悩んでそう。

更に僕も知らなかったんだけどパンドーロって言うのもイタリアにはあるらしい。


イタリア食材の業者さんがこれを売ってもらえませんか?とパンドーロを持ってきた。

何これって聞くとベニス近郊のクリスマスではこれがポピュラーって言う。ホントかなー

箱を見るとベローナって書いてるし。

ネットで調べてみると本当にクリスマスに食べるみたいでオーストリアで製法が開発されたらしい。

どうもクグロフとかパネトーネの仲間みたいでパサついたブリオッシュって感じ。

あのマリーアントワネットが民衆がパンを食べれないというのを聞いて

パンがないならお菓子を食べればいいのにと天然ボケをして民衆を激怒させたのがこの辺の

お菓子っぽいパンなんでしょね。

少しヨーロッパ文化の香りを感じたのでうちでクリスマスまでの間販売する事にしました。

かわいらしいパッケージを開けるとビニール袋に入ったパンドーロがありその横に粉糖が。

パンドーロの袋を開け粉糖を振り入れパンドーロの袋の上を持ち粉糖を激しく振り全体にまぶしつける。

シャカシャカポテトとかサラダとかでこんなのがあったと思うけどナカナカ楽しい。

食べるとイタリアっぽいスーッとした香りがホワ―っとして美味しい。

でもねー値段の割に小さいんです。美味しいんだけど・・・・
  

Posted by jos at 23:05Comments(0)デザート

2011年10月31日

紅玉ジェリー



タルトタタン用にリンゴを八百屋さんに発注したら、誇らしげに紅玉を持ってきてくれた。

当然彼は褒めてもらえると思っていたのかドヤ顔だった。

でも人によって評価や感想は変わるんだろうけど、うちでは紅玉で作ったタタンは評判が悪い。

紅玉はペクチンが多いからか熱に弱く崩れやすくって酸味が勝っていて、

あまり美味しいタルトにはならない感じがする。

うちの作り方と合ってないんだろうしレシピーもあってないんだろう。

あくまで個人的な感想だけど。

そこで折角来た紅玉。美味しくしてあげなくてはいけない。

で、アップルジェリーとアップルバターを大量に作る。

イチゴジャムに並んでリンゴのジェリーもアップルバターも人気がある。

まず紅玉を良く洗う。そのまま皮つきのまま厚手の鍋に入れ弱火で3時間煮込む。

それをネル布で一晩こし、砂糖を加え煮詰めて行くと出来上がり。

煮ている間にリンゴの優しい香りがキッチンに満ちてとってもいい感じ。

そして出来上がったジェリーの色合いもとってもきれい。

だからアップルジェリー作りは楽しい仕事。


まずプレーンなアップルジェリー。

二回目はシナモンスティックを入れシナモン風味。

そしてローズマリーの小枝を入れローズマリー風味。

プレーンやシナモン風味はパンや紅茶に入れロシアンティーに入れると美味しい。
      (本当はスプーンで舐めながら飲むらしいですね)
ローズマリー風味はチキンやポークのローストに添えてソースの代わりにすると美味しい。

取りあえず三種のアップルジェリー。売り切れ次第終了です。
  

Posted by jos at 20:33Comments(0)デザート

2011年10月22日

タルトタタン



今年は早い時期からお客さんからタルトタタンはありますかと問い合わせの電話があった。

でも震災の影響からかリンゴが出てくるのが遅くって10月の中旬から焼きだした。

去年までは一日に頑張って2台ペースだったけれど今年からは普通に一日に二台焼けるようにした。

だから去年まではお断りしていたホールでの販売も可能になった。

企業努力ってやつですね。

タタンってリンゴの味がそのまま仕上がりに出てくるからリンゴにこだわるけれど

リンゴによっても調理方法が変わってくるからリンゴの種類やケースのロットが変わるときは

なかなかに緊張する。

頑張って焼いているのでどうぞ買ってください。

そしてソーセージも。  

Posted by jos at 21:25Comments(0)デザート

2010年12月29日

来年のガレットデロワ



予告通り来年もガレットデロワを売り出します。

そのため今日は半日ガレットデロワの段取りにとられた。

二年目になるとようやくお客さんも付いてきたのかお歳暮も結構出たし

年末のソーセージやテリーヌもたくさん売れた。

ガレットは売れるかどうかと思っていたら以外に問い合わせが多くって

新年が忙しそう。

今年はあまり売れなくってもうやめようかとも思っていただけに少し嬉しい。

こうして少しずつ忙しくなっていくのかなー

それはそうとでガレットはナカナカに手がかかる。

そしてこれは伝統菓子だし宗教的な意味も持っているから

細かい約束がたくさんあり結構面倒。

模様は風車、麦の穂、太陽とかあり食べる日とかも本当は決まっていたりする。

興味のある人は調べてみると面白いです。
  

Posted by jos at 23:31Comments(1)デザート

2010年12月07日

ガレットデロワのフェーブ



今年のお正月にも焼いていたけど来年のお正月もガレットデロワを焼きます。

そのためにフェーブを確保しなくてはいけない。

春にフランスで探してみたら季節外れのためかいいのがなかった。

すっかり忘れていて、今から探しても間に合うか心配したけど

なんとか100ヶ確保する事が出来てまあ安心。

今年の実績から言えば20ヶもあれば十分だろうしかなり余りそう。

腐るもんじゃないから置いておけばいいんだけど何か他に使い道がないかと考えた。

そうこうしていたら何人かのお客さんにお節料理を注文された。

受けるか受けないか考えたけど何事も経験なので喜んで受けました。

初回だから要領がわからないから限定10食位にしようと思うけど

それにもガレットでロワを入れてみようと思う。

フランスではクリスマスが終わるともうスーパーにはガレットデロワが並んでいるし

新年に来るお客さんは大概、手土産にガレットを持ってくるから

タイミング的には丁度いいと思う。

どうせ和食ばっかりでバター味を食べたくなるだろうしどうでしょうか?
  

Posted by jos at 23:39Comments(0)デザート

2010年10月15日

タルトタタン



やっとリンゴの季節が来ました。

お待たせしましたタルトタタンです。

このタルトは女の人はみんな好きみたいですぐに売り切れる。

でも美味しいだけじゃなく作ってても楽しい。

何回作っても同じ様に焼けない。

とっても深い。

作り方は簡単。

銅鍋か熱伝動のいい鍋を用意して、なべ底にまずバターを薄く敷く。

大体5mmくらいを敷き詰めそこに砂糖をタップリ散らす。

そしてリンゴのしんを取り皮をむいてくし切りにしたリンゴをきっちりと並べる。

そのまま火にかけ弱火で煮てゆく。

しばらくするとリンゴから水が出てきて煮えてくる。

それを煮詰めていくとやがて煮汁が煮詰まり

キャラメル状になってきたら上から折パイをかぶせオーブンに入れパイが焼けて

リンゴがきれいに焼けたら

出来上がり。

一晩冷蔵庫で締めて翌日ひっくり返して完成。

簡単でしょ。

ポイントはリンゴに含まれるペクチンをきっちりと糖分と反応させてバターの油分と乳化させるか。

何回やっても難しい。 でもホントに楽しいタルト。  

Posted by jos at 23:05Comments(6)デザート

2010年09月18日

シュバルツバルダーキルシェントルテ



どうしてか色んな理由でバースデイケーキを作る事になった。

どうしてソーセージ屋さんがバースデイケーキを作るんだろう?不思議でしょ

レストランの時は時々作っていたけどソーセージ屋になってからも作るとは思っていなかった。

もちろん食事の後でって事でまた少食の人だから大きなケーキ出なくっていい。

何を作るか考えたけどシュバルツバルダ―キルシェントルテに決定。

フランス語だとフォレノワール。黒い森のサクランボケーキって意味。

まずチョコレートスポンジを焼く。

意図的にバサバサのスポンジにするため気をつけて泡立てすぎないように卵を泡立てる。

ココアを振り入れ狙いのきめの粗さにする為気泡をつぶしていく。

少し低い目の温度のオーブンに入れ少し焼き過ぎ目に焼く。

グリオットチェリーを砂糖控えめのシロップで炊く。冷めてきたらキルシュワッサーをたっぷり加える。

生クリームを泡立てる。

冷めたスポンジをスライスしてチェリーを煮たシロップをたっぷりとしみこませる。

バサバサのスポンジだからたっぷり吸ってくれる。

充分にシロップがしみこんだら生クリームをナッぺしてチェリーををちらして

生クリーム、ケーキ、生クリーム、チェリー、生クリーム、ケーキと組み立てる。

シロップたっぷりのため崩れやすいので一旦冷やし固める。

そしてクリームを回りにナッぺしてケーキのクラムをまぶしつけ上にクリームでデコレーションして

チョコレートを削りかけ出来上がり。

キルシュワッサ―が利いていてアルコールの弱い人なら酔っぱらってしまいそう。

崩れやすいしアルコールも強いし制約の多いケーキ屋さんには作れないケーキ。



材料がたくさん余ったのでカップデザートにしてみた。

味としては組み立て方が同じだからおいしいはず。

試しに一個スタッフで食べたらかなり美味しい。

でもアルコールは控えています。

今日と明日の限定販売です。  

Posted by jos at 21:55Comments(2)デザート

2010年09月14日

くり―



ようやく秋っぽくなってきましたね。

市場の八百屋に栗いつ頃出てくる?って9月に入ったくらいから聞いていたら

中旬になったら丹波産が出てくるからええんとちゃうかーって

答えが返ってきたからズーッと待っていた。

それとは別に春にお客さんと話をして栗の渋皮煮の作り方を教えてあげる約束をしていたので

予行演習代わりに作ってみる事にした。

栗のお尻の部分にペティナイフの先を軽く差し込み皮を起こす。

そこを起点に実を傷つけないように渋皮を破かないよう気をつけむいてゆく。

たっぷりの水につけて中火で沸かしわいたら火からおろしそののまま冷ます。

翌日茶色く濁った水を捨てまた水をヒタヒタにして沸かす。またそのまま冷ます。

そしてまたまた濁った水を捨て水を加え煮る。またまた冷ます。

翌日水に軽くさらしながら指の腹で渋皮についているモロモロの皮と言うか筋を実から外す。

鍋に洗った栗を入れ水を計りながらヒタヒタまで加える。

水の量と同量の砂糖を図り一旦三分の一の砂糖を加え一度煮る。

そのまま冷まし一晩置く。

翌日また3分の1砂糖を加え冷ます。

またまた翌日残りの砂糖を加え煮立たせ出来上がり。

さあー何日かかるでしょうか?

下茹での時に重曹を入れるとアルカリが渋を中和してくれるからいいけど

渋もアクもある程度は味のうちト考えると重曹の量を加減した方がいいかもしれない。

いつ重曹を入れるかとかも何回かやるとこの辺かな?とかわかるけど経験かな。

料理って難しいもんですね。



レストランの時は秋から冬の人気デザートのモンブラン用に10キロくらいの栗を煮ていた。

今はお正月用とチョコケーキに入れる分くらいだから5キロくらいかなーと思っていたら

ブーダンに入れると美味しい事を思い出した。

あーいやなタイミングで思い出した。ブーダンも今人気商品だから5キロくらいむかないとダメかも。

栗は鞍馬の火祭くらいには終わるから今から10キロむかんとアカンのかー

涼しくなってきてソーセージが売れ出すこのタイミングで

仕事が増えるのはきついけど仕方ないですね。  

Posted by jos at 23:11Comments(1)デザート

2010年08月09日

桃のコンポートゼりー ラベンダー風味



朝夕の風と光に秋を感じるけれど、やっぱり現実は夏真っ盛り。

あんなに売れていたケーキとタルトがピタッと売れ止まった。

そしたらお客さんから「前のレストランで出してはった

ラヴェンダー風味の桃のコンポート美味しかったねー」って言ってもらった。

そうそうゼりーなんかサラ―ッと食べれていいですよね。

という訳で桃のコンポートのシロップにラヴェンダーの香りをつけ軽くゼラチンで固める。

ギリギリのゼラチンでフルフルのプルプル!

上にラヴェンダーの花を少し飾り出来上がり。

調子に乗ってプルーンの紅茶コンポートとカスタードプリン、グレープフルーツのゼりーも作った。

こんなん作ってていいのかなー。

でも明日は、一週間ぶりのソーセージ作り。

モンベリアールとソーシスアライユとBBQ用のソーセージを何種類か。

毎日作っていると飽きてくるけど久々なんで変に気合が入っています。  

Posted by jos at 21:52Comments(0)デザート

2010年01月07日

*タルト*


新年明けましておめでとうございます!
今年はSTAFFもブログに参加していく予定です♪
新商品のご案内やお店の裏側などなど…
たくさん皆様にお伝えしていきたい!
そしてお店に来て頂きたい!と思っていますicon12
どうぞよろしくお願いします。



それでは、さっそく新しいタルトのご紹介ですICON155

*洋梨のタルト ータルト・ポワールー*       ¥350/1カット

 ジューシーな洋梨を一緒に焼き上げました




*木の実とドライフルーツたっぷりのタルト*     ¥350/1カット

 木の実がぎっしり詰まった香ばし~いタルトです


今回は豪華に2台もお店に並んでます!
タルトは定番商品ではないので早い者勝ちですよicon06

お店でお待ちしております♪  

Posted by jos at 22:28Comments(1)デザート

2009年12月30日

ガレットデロワ



日本ではそうでもないけどフランスでは、クリスマスが終わると

次のキリスト教の大切な宗教行事の公現節に向けて

お菓子のガレットデロアがお菓子屋さんやスーパーにあふれかえる。

来年は、作るのかなー、作れるかなーとか逡巡していたけど

なんとかスタッフが頑張って作ってくれるのでレストランに続き

シャルキュトリーでも出すことになりました。

今年フランスに行く用事があったんのでその時にでも

中に入れるフェーブを買ってくる予定だったけど結局いけなくって

フェーブも手に入れられなくって今の手持ちの16ヶだけ。

だからフェーブ入りのガレットデロアも16ヶ限定になります。

1月5日から毎日2ヶ限定です。

写真撮りと試作を兼ねて作った写真のガレットですが

中のフランジパーヌクリームに工夫をしたら今までのクリームよりも

ずーっと香りと風味がよくなりました。

朝のコーヒーと一緒に味見したらとってもおいしかったです。
  

Posted by jos at 21:10Comments(0)デザート

2009年11月18日

カリッカリッのメレンゲ



久々にすっきりとした天気でしたね。

昨日までは、雨で湿気が多くってメレンゲが焼けなかったけどやっとメレンゲをつくれました。

レストランの時は、作るしりから売れてすぐになくなっていた人気商品だった。

女の人ってこういうのが大好きですね。

うちのメレンゲは、砂糖を半分に減らしその分トレハロースを入れているので

普通のより甘味を抑えまた湿気にくく作ってます。

だから封を開けてからもしばらくカリッカッリ!

フッフン、どうですか?   

Posted by jos at 21:42Comments(0)デザート

2009年10月30日

タルトタタン



毎日タルトタタンを焼いてます。

でも小さいし時間もかかるしで一日1ホール限定で

1ホールから6ピースだから結構早く売り切れます。

一昨日なんか店頭に出した途端すぐ売り切れたりして大変。

作り方は、厚手の銅鍋にまずバターを敷き詰め砂糖をたっぷり振ります。

その上に皮と芯を取ったリンゴのくし切りをきれいに並べ弱火で煮ていくと

バターが溶けリンゴの水気が上がってきたら火を調整して煮詰めていきます。

時間で1時間半くらい経つと煮汁が煮詰まりカラメル状になってきたら

上から折パイをのっけ180度位のオーブンで焼きます。

一晩寝かして落ち着いたらひっくり返したらオーケー

焼く度に出来上がりは、微妙に違うけどホント美味しいですよ。

いろんな作り方があるけれどこの作り方がオリジナルです。

フランスで作っていた時は、バターも砂糖もたっぷりだったけど

日本の林檎は美味しいからバターも砂糖も少しで充分。
  

Posted by jos at 21:14Comments(2)デザート

2009年10月27日

洋ナシのロースト



時間があったのでなんか作ろうと果物屋さんに行ったら

洋ナシが美味しそうだったので何かこれで作ろうと5ヶ買いました。

お店に帰って見回すとカチカチのパンがあったのとレストランの時のリキュールがたくさんあったので

その中からアマレット(アーモンドのお酒)を見つけてパンを刻み

アーモンドパウダー、カソナード(フランスの砂糖)、蜂蜜

そしてたっぷりアマレットと白ワインで合して洋ナシを半分に切り

芯をくり抜きその穴にたっぷりと詰めオーブンで1時間ロースト。

冷えたのを食べてもいいし、温めなおしてアイスクリームを添えてもいいしお好きなように。

お店に並べたらたちまち5ヶ売れました。

そしてアルバイトが美味しそうと言って2ヶお買い上げ。

みんな美味しいのは、すぐわかるんですね。  

Posted by jos at 20:21Comments(0)デザート